日本にいながら英語力を向上させる方法を解説します。大切なのは本人のやる気です。お金をかけなくても、楽しい勉強法と本人のやる気次第で、英語は一気に上達します。社会人から受験生まで使える勉強法を紹介します。
英語の4技能とは
この文章は日本語で書かれています。私は「書く」以外に、日本語を「話す」ことも「読む」ことも「聞く」こともできます。これが言語の4技能です。
英語の4技能 読む力
聞く力
話す力
書く力
たとえ日本語の「読み」「書き」ができなくても、日本語を「話す」ことができれば、なんとか日本で生きていけますよね。
それと同じように英語も、4技能すべてをマスターしなくても、どれか一つでもあなたの武器になります。
次章からは、4技能それぞれを、お金をかけずに身に付ける方法を紹介します。
読む力(Reading)を鍛える
日本の中学や高校を卒業していれば、最低限の英語力は身に付いているはずです。
とはいえ、いきなり難しい専門書やビジネス書を読もうとしても、継続できません。
楽しくなければ、物事は継続できないものです。
ですので、小説やノンフィクションなど、興味のあるテーマの本を読みましょう。
日本語訳で読んだことのある小説の原文もお勧めです。
読んでいて楽しくなければ続きません。途中で「苦しいな」と感じたら、読む本を変えてみると良いでしょう。
逆に避けた方がよいのは、日本人が書いた英文です。
たとえ英語の上手な日本人が書いたものでも、日本語脳で書かれた英語には、微妙な違和感を感じるはずです。
そして、日本の学生向けに書かれたショートストーリーも勧められません。
なぜなら学生向けに、つたない英語力でも読み進められるよう易しいアレンジが加えてあり、結果として英語本来の文章構造や、英語独特の流れが失われてしまうのです。
おすすめの本
・あらかじめストーリーを知っているもの
・知っている映画の原作や、日本語訳で一度読んだ本の原書
おすすめしない本
・日本人が書いた英語
・日本人学生向けの簡単な洋書
無料で「読む力」を鍛える方法
本屋で洋書を買おうとすると結構な出費になります。また、「せっかく高額な出費で買ったのだから最後まで読まなければ」という義務感が生まれます。これは読書が続かなくなる原因となります。
無料で読めたほうが、読書を中断して他の本に乗り換えるのに都合がよいです。
そこでお勧めするのが電子書籍です。とくにアマゾンは、本来がアメリカの会社だけに洋書に強いのでお勧めです。無料の洋書も数えきれないほどの品ぞろえですので、飽きたらすぐに他の本にチェンジできますね。隙間時間の活用にもなります。
無料で読む力を鍛える方法 = スマホ → Amazon Kindleアプリ → 無料の洋書を多読
少しお金が出せるなら
Amazon Kindleの洋書はスマホのアプリでも読めますが、電子書籍リーダーKindleシリーズを使うと、更に読書が楽しい時間に変わります。
電子書籍リーダーは、E-inkという技術が使われており、目に優しい設計となっています。スマホで3時間の読書とか想像できませんが、Kindleデバイスなら何時間でも読書が可能です。
また紙の本と違って手で押さえる必要がありません。机上に置いたまま読めますので、食事中の読書も苦になりません。
また、Kindle Unlimitedの読み放題サービス なら、対象の有料本も読み放題となります。これには洋書も和書も含まれます。とくに和書には、本屋に置かれないような無名作家の本も多くあります。お金を出す気はしないけど、読み放題なら読んでみようかと思える作品に、意外と掘り出し物があります。
少しお金を出して更に読む力を鍛える
・電子書籍リーダーを買って、快適に読書
・Kindle Unlimited で対象の有料本も読み放題
聴く力(Listening)を鍛える
外国語を聴く力も、基本的には慣れるしかありません。しかし、知らない単語を何度言われても、そしてどんなにゆっくり言われても、知らないものは知らないのです。ですので、洋書の読書で読む力を鍛えながら、知っている単語数を増やす努力は必要です。
無料で「聴く力」を鍛える方法
耳を英語に慣れさせるために、毎日一定時間をリスニングにあてましょう。
無料で気軽に英語のリスニングをするなら、スマホのラジオアプリで海外のニュース番組を聴くのがおすすめです。私はイギリスのBBCニュースを聴いています。社会情勢の勉強にもなるので一石二鳥です。
無料で聴く力を鍛える方法 = スマホ → ラジオアプリ → 海外のニュース
少しお金が出せるなら
ラジオでニュースを聴くのも勉強になりますが、どうせなら楽しみながら勉強したいものです。また、ニュース番組ですと固い表現が多くなり、日常会話を聴く力が身に付きません。
そこでお勧めするのが洋画を字幕で観ることです。ある程度リスニング力が付いてきたら、字幕なしで英語のみで観ると更に良いです。字幕付きの場合でも、字幕の日本語に意識を集中してしまうと、頭が「日本語脳」のままになってしまうので、できるだけ英語に意識を集中させましょう。
少しお金を出して更に聴く力を鍛える
・外国の映画を定額で視聴できるアマゾンプライムやU-NEXTなどの会員になる
※本ページの情報は2020年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
話す力(Speaking)を鍛える
これはさすがに一人で鍛えるのが難しいスキルです。
通じているのかは相手がいなければわかりません。また、会話は言葉のキャッチボールですので、予想しない返事にも対応できる応用力が必要です。
無料で「話す力」を鍛える方法
とにかく英語を話す相手を見つけましょう。相手は英語のネイティブスピーカーである必要はありません。とにかく英語を話す機会を増やすことが大事です。
そうは言っても皆さん忙しいわけですから、無料でレッスンをしてくれる外国人を探すのは難しいでしょう。
そこでお勧めするのは、地域の国際交流センターを利用することです。
そこには、日本人と交流したがっている外国人が集まりますから、喜んで会話をしてくれます。あなたが日本語を教えて、外国人に英語を教えてもらうような相互レッスンに発展するかもしれません。
ただし、日曜日に1日拘束されるなど、忙しい人には不向きです。
無料で話す力を鍛える方法 = 地域の国際交流センター → 外国人と交流
お金が出せるなら
あなたの話す英語の間違いを直してくれたり、うまく言えないことを引き出してくれる。これは立派なビジネスですので、料金が発生します。
面と向かって話をするのが理想なのは言うまでもありません。しかし、「自宅で」「隙間時間に」「気軽に」英会話をしようとするなら、オンライン英会話一択です。
今はオンライン英会話を提供してくれる会社はいっぱいあります。競争が激しい分だけ、学習者にとっては有利なサービスです。
日本にいたら英語を話す機会はなかなかないので、自分で作り出すしかありません。
お金を出して更に話す力を鍛える
・オンライン英会話を利用して、自宅で、隙間時間に、気軽に英語を話す機会を作る。
書く力(Writing)を鍛える
英語の4技能のうち、一般的な日本人にとってそれほど必要性がないのが「書く力」です。仕事で英文メールを打つとかでない限り、英語を書く必要性があまりありません。
私は英語の本も1冊出しているのですが、知らない単語は辞書で調べることができますし、文法もいくらでも直せるわけです。学校のテストとは違うわけです。
無料で「書く力」を鍛える方法
まず読めることが先です。読めれば書けます。英文を読んで、真似る。文法的に100%正しい英語を書くのでなければ、まずは「読む力」を身に付けましょう。
SNSで外国人と知り合って、メール等で英語のやり取りをすることも勉強になりますが、そこでは会話的な表現で英文を作ることになるでしょう。ですので「書く力」という点ではあまりお勧めできません。
無料で「書く力」を鍛える方法 = 英文を読むに尽きる
少しお金が出せるなら
166円からの英語添削アイディー英作文の添削をしてもらうなら、ネイティブにやってもらうのが一番です。今ではスマホのアプリを使って、手軽に、ネイティブの添削を受けることができます。しかも24時間いつでもオンラインで対応してくれます。
少しお金がだせるなら = スマホアプリでネイティブに添削してもらう
まとめ(結局のところ英語の4技能を鍛えるには)
「英語が話せると格好いいな」
「私も英語で外国人とお話がしたい」
海外旅行に行くたびにそう思いつつ、なかなか具体的な行動に移せない。
当たり前です。日本にいても英語を使うシーンがないのですから。
そうなると、外国に行って生活をするのが一番いいわけです。
しかし、そうもいかない。
そんなあなたに、日本にいながら海外生活をプチ体験できる方法も紹介しておきます。
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