都会で暮らしている人には理解できない生活が、田舎にはあります。都会には都会の、田舎には田舎の、悩みや良さがあるのです。本記事では、田舎で暮らす人、これから田舎に移住しようとする人のために、「これを揃えておくと田舎暮らしの質が上がるよ」というグッズを紹介します。
ちなみに私は、これまで東京で7年間、バンコク(タイ)で1年間暮らし、残りの人生は地方で暮らしています。
車での移動時間をいかに有効活用するか
田舎では自家用車での移動が原則です。歩けば10分で行けるようなコンビニでも、車で行くのが田舎の暮らしです。
都会の人からすれば「不健康だ」と思われるかもしれません。実際、不健康だと思います。ですが、車なら重い荷物を持たなくてよいので、便利な点も多いのです。
このように、田舎暮らしでは車に乗っている時間が長くなります。この時間をいかに有効活用するかで、QOL(生活の質)に大きな違いが生まれるのです。
便利グッズ① モバイルwifi
大容量通信を高速で!wifi/SIM年契約が月2,680円~!【モバイルJ】田舎ではwifiスポットが限られているため、wifi環境は自分で用意する必要があります。車の中というのは自分だけのオフィスのようなものです。ですので、車の中でwifiが使えると、田舎暮らしがグッと快適になります。
そんなときにモバイルwifiがあれば、自然に囲まれた場所で、コーヒーでも飲みながら、パソコンで作業ができます。高速通信なら、パソコンで作業しつつ、YouTubeを視聴したり、映画を流したりできて便利です。
便利グッズ② fireタブレット(および車に取り付けるバンドと固定アーム)
アマゾンのfireタブレットと自動車は相性が良いのをご存知ですか?
田舎暮らしでの買い物にアマゾンは不可欠です。都会の人よりも、田舎の人の方がアマゾンに頼った暮らしをしているのです。アマゾンのプライム会員なら、動画も見放題です。すると、タブレットはアマゾンの公式タブレットがもっとも使い勝手がよいので、iPad等を持っていてもアマゾンのfireタブレットは持っておきたいところです。
車の中でのfireタブレットの使い方ですが、私の場合次の2パターンで使います。
パターン① 1人で車に乗るとき ⇒ サンバイザーに取り付ける
この方法ですと、運転中はサンバイザーを閉じて音声のみ。休憩中はサンバイザーを開いて動画を楽しむことができます。
用意するものは「タブレット」と「ゴムバンド」です。
パターン② 後ろに子どもが乗るとき ⇒ アームで取り付ける
この方法ですと、後ろにいる子どもが動画を楽しめます。DVDを購入しても場所を取りますし、車にモニターを付けると高額のオプション代が発生します。アームでタブレットなら、必要な時だけ設置すればよいので手軽でお得です。
便利グッズ③ オーディオブック
オーディオブック聴き放題なら – audiobook.jp車での移動時間を無駄にしないためにおススメするのが「聴く読書」です。
音楽を聴いたり、ラジオを聴いたりすることももちろん悪くはありません。ですが、忙しい社会人にとっては、新しい情報を手に入れたり、知識のインプットをする時間は限られています。
運転の妨げにならず、車での移動時間がスキルアップにつながります。
都会と田舎の情報格差を解消する
田舎暮らしで不便さを感じる状況の一つに、「本屋に行く機会がない」というのがあります。
都会で暮らしていれば、ふらっと本屋に立ち寄ることも多いでしょう。いつもの徒歩ルート上に本屋があって、気軽に話題書や新刊本を手に取れるのではないでしょうか。
ところが、田舎ではそうもいきません。「本屋」イコール「郊外の大型店舗」もしくは「ショッピングモールの中のテナント」です。ある程度の強い意志を持って訪れる必要があります。気軽には行けません。
結果として、「立ち読み」の機会も減りますし、世の中のトレンドにも疎くなっていきます。
そこでお勧めしたいのが、電子書籍リーダーです。
電子書籍なら、本屋に行かずに購入できますし、その場で読み始めることができます。
「スマホでも読書はできる」という意見もあるでしょうが、2時間とか3時間とか読書をし続けるなら、やはりE-inkの技術で紙同様の読書体験のできる専用リーダーが必要です。
便利グッズ④ kindleデバイス
海外に行くと分かりますが、西洋人はほとんど電子書籍リーダーで読書をします。とくに洋書はサイズが大きいので、一人で何冊も持って旅行するというのは考えられません。
日本の文化である「文庫」は、サイズが小さいため何冊か持って旅行に出ても不便ではありません。しかし最近の電子書籍リーダーは防水機能もついてますし、100冊単位で本データを保存しても問題ありません。日本もいずれは西洋のようになるでしょう。
田舎にいながら世界旅行を模擬体験
都会暮らしのメリットの一つに、「本物を見る」機会の多さがあります。
博物館、美術館、スポーツイベント、コンサート、舞台芸術など、文化的活動に関しては、やはり東京が一番です。
地方で暮らしていると、高い交通費と時間を犠牲にして大都会まで行き、ようやく本物を見ることができるのです。
もちろん、田舎には田舎の良さがあって、「本物の自然」を見る機会が豊富にあります(笑)。
正直なところ、田舎では薄型モバイルPCとか、あまり意味がありません。車移動が原則なので、重量のあるパソコンでも問題ないのです。
ですので、もし機械モノにお金をかけるなら、周囲の「環境自体を変えてしまう」グッズに使ってみるのはどうでしょうか。
そこでお勧めしたいのが、VRゴーグルです。
とくにOculusとグーグルストリートビューの組み合わせは最強で、本当に世界中を散歩しているような感覚になれます。臭いも感じるのではないか、くらいの錯覚です。
便利グッズ➄ oculus go
Oculus製品のうち、Oculus Goのメリットは、何といっても値段の安さです。そして、パソコンとの接続が不要で単体で使用できるということ。そして、モバイルwifiを用意すれば、どこにでも持ち運びができます。
田舎に居ながらにして、大きな劇場で映画を見たり、アフリカのサバンナを彷徨ったりするような経験ができます。(田舎はある意味サバンナみたいなものですが)
田舎の良さを消さないために
田舎の良さって何でしょうか。
綺麗な空気。静けさ。いつでも空いている交通機関。野生動物との共存。いろいろありますよね。
都会の生活にも憧れますが、田舎の良さも捨てがたい。
こんな田舎の良さを生かしつつ、少しだけQOL(生活の質)を高めたい。
そんな人には、オーディオグラス(スピーカー付メガネ)をお勧めします。
便利グッズ⑥ BOSEオーディオグラス
このグッズの出番は、自然の中の散歩です。鳥のさえずりや、川のせせらぎを聞きながら、サングラスから自分にだけ聞こえるBGM。田舎でしかできない贅沢です。
使い方次第では、音漏れを心配する必要はありません。実際に購入して分かったことは、静かな部屋で動画を視聴しても、隣の人には音が聞こえていません。
まとめ
東京への人口一極集中が進み、私の住んでいる地方でも人口減少が問題となっています。
それでも田舎には田舎の良さがあります。その良さを消さずに生活の質を上げることで、少しでも田舎の暮らしを快適なものにしていきたいものですね。