大丸・松坂屋の外商カード保持者は松坂屋でどのような待遇を受けたのか~お得意様サロン訪問

百貨店の外商カードは、お得意様にだけ発行されるクレジットカード、、、のはず。今回、大丸・松坂屋の「お得意様ゴールドカード」という外商カードを手に入れた筆者が、実際に松坂屋でどのような待遇を受けたのか報告します。

大丸・松坂屋お得意様ゴールドカードをどうやって手に入れたのか

 ある日のことでした。自宅マンションの郵便受けに、「大丸・松坂屋お得意様ゴールドカード」の申込用紙が入っていたのです。

 それまで外商カードの存在すら知らなかったので、ネットで調べてみると、とてもステータスの高いクレジットカードであると思えました。しかも、東京駅の大丸でラウンジが使えるとのことです。「ラウンジおじさん」を自認している筆者です。これは申し込むしかない! ということで申込申請をしましたら、とくに電話確認とかもなく、普通のクレジットカードのように発行されました。

大丸・松坂屋お得意様ゴールドカードが発行された

 申し込みからしばらくして、クレジットカードが発行されました。筆者のような庶民に外商カードが発行されるのか不安でしたが、特に面談とか電話での聞き取りとかもなく、普通のクレジットカードのように発行されて拍子抜けです。ちなみに、ホーム店舗は松坂屋静岡店です。

 ただし、手紙が同封されており、「PIYOX様の担当のXXです。松坂屋静岡店にご来店の際は、ひと声かけてください」みたいなことが書かれていました。きっと営業さんとしては、富豪が高級品を大人買いするような行為を期待しているのでしょう。筆者のような庶民は、ただラウンジに入りたいだけで、高級品を買うようなゆとりはありません。きっと松坂屋に行っても、担当さんを呼んでもらったりはしないでしょう。

外商カードをもって初のお買い物

 せっかく外商カードを手に入れたので、とりあえず松坂屋に行ってみましょう。

 筆者のホーム店舗となる松坂屋静岡店は、JR静岡駅の北口にある、静岡市では老舗の百貨店です。マルイ、パルコ、セノバ(静岡鉄道のデパート)などに比べ、厳かな雰囲気があります。訪問したのは2020年に夏ですが、コロナ禍とは思えない混雑ぶりでした。ちなみに、この混雑を見て、Jフロントの株を買いました。

 とりあえず何か買おうと思い、紳士服コーナーで某メジャーブランドの衣類を購入しました。会計の際に「お得意様ゴールドカード」で支払いをしました。店員さんは、どんな反応を示すのでしょう。

外商カードを見せたときの店員の反応

 店員さんは、推定20代の女性でした。「お得意様ゴールドカード」を見ても、まったく反応が変わりませんでした。何というか、「あっ、お得意様ですね。いつもご利用ありがとうございます」とか一切なくて、完全に普通でした。

 その後、店員とポイントカードの話とかで時間がかかってしまいました。店員との会話の最中、明らかに紳士服コーナーの場にマッチしていない、スーツをバチっとキメた若い男性スタッフが登場しました。店員さんと「こちらのお客様ですね」といったやり取りをしています。もしかしたら、外商カードの担当さんなのかもしれません。ところが、筆者がスマホの登録等で時間をかけているのを待っている間、何か思うところがあるようで、そのまま立ち去ってしまいました。何となく、値踏みされてしまったような気がします。庶民ですから。

お得意様サロンではどのような待遇だったか

 その後、6階の「お得意様サロン」に行ってみました。ネットで写真を見る限りでは、テーブルと椅子があり、「休憩時にご利用下さい」とか書いてあるので、きっとコーヒーとか飲みながら休憩できる場所なんだろうと思っていました。

 初めての訪問なので、サロンの前で立ち止まっていると、受付に座っている女性から「何かお探しですか」と聞かれました。「初めて来たのでよく分からないのですが、ここはコーヒーとか飲みながら休憩できるような場所ですか」と聞いてみました。すると、「ここはそういう場所ではないですが、店内に喫茶店がございますので、そちらをご利用ください」と言われ、なんとコーヒー無料券を頂きました。

 せっかくなので利用しましょう。5階の喫茶店でコーヒーを頂き休憩できました。しかしですよ、お得意様サロンでは自分が外商カードホルダーとは名乗っていません。ただ休憩できるか聞いただけなのです。ありがたい話ではありますが、どのようなシステムになっているのか不思議です。

まとめ

 以上、初めて「お得意様ゴールドカード」をもって松坂屋でどのような待遇を受けたのかの報告でした。